いよいよセンター試験本番まであと1カ月。直前期にやっておくべき科目別の勉強法を河合塾横浜校の校舎長・高野英悟さんに聞いた。
配点:世界史B 日本史B 地理B 現代社会 倫理 政治・経済 倫理,政治・経済
平均点:世界史B 日本史B 地理B 現代社会 倫理 政治・経済 倫理,政治・経済
丸暗記ではなく、用語の意味や因果関係の理解を
センター試験では、解答の選択肢の正誤を問う問題が多く出題されますが、これらは用語や年代の丸暗記だけで対応できるものではありません。用語の意味や出来事の因果関係を正しく理解しておくことが不可欠なので、直前期の勉強でも、ただ「覚える」のではなく「理解する」ことを心掛けましょう。手つかずの単元が残っている場合は、まずはセンター試験レベルの用語(教科書の太字部分)について理解することを目標にします。
受験生を惑わすような形で選択肢にキーワードを出してくる手法も多く見られるため、知っているキーワードが出てきたからという理由だけで選択肢を選ぶと、思わぬ誤答につながるおそれもあります。キーワードそのものは正しい用語であっても、その設問の文脈では不適切となる場合もあるため、設問をよく読んで「この問題で問われているのはどういうことか」をしっかり考えてから解答することを心掛けましょう。
2019年度の配点
●世界史B
●日本史B
●地理B
●現代社会
●倫理
2019年度の平均点
●世界史B
●日本史B
●地理B
●現代社会
●倫理
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高野英悟
河合塾横浜校校舎長。1989年入塾。駒場校、麹町校、本郷校の校舎長を経て2019年4月より現職。大学入試に関して豊富な知識をもち、高校生や保護者を対象とした講演などを多数行っている。