いよいよセンター試験本番まであと1カ月。直前期にやっておくべき科目別の勉強法を河合塾横浜校の校舎長・高野英悟さんに聞いた。
定理・公式は使いこなせるようになるまで演習を
数学Ⅰの「二次関数」は基本的な理解で解ける問題が多いので、得点源にできるよう、直前期には特に力を入れて学習するとよいでしょう。数学Ⅰの「図形と計量」、数学Aの「図形の性質」は、定理・公式を理解するだけではなく、問題演習に取り組むことでそれらを使いこなせるようにしておきましょう。
数学Ⅱ・Bは1問あたりにかけられる時間が平均すると約1分20秒と短いため、短時間で正解を導ける計算力があるかが勝負です。時間内に解けるように過去問で十分に練習しておきましょう。「微分法・積分法」は配点が高いため、接線の方程式、関数の増減、面積計算などの典型的な問題は再確認を。前の設問の答えを利用して解ける「誘導問題」がないかを考えて解く習慣を身につけておくことも大切です。
2019年度の配点
2019年度の平均点
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高野英悟
河合塾横浜校校舎長。1989年入塾。駒場校、麹町校、本郷校の校舎長を経て2019年4月より現職。大学入試に関して豊富な知識をもち、高校生や保護者を対象とした講演などを多数行っている。