難民支援団体「チェカチェカ」が、ウガンダの難民キャンプで「歯磨きの大切さ」を伝えるべく、準備を進めている。(原田結真・2年)

チェカチェカの2人(6月、未来ドラフト会議2019にて)

難民の子どもに歯磨きの大切さを

同団体が考えているのは、歯磨き文化がないウガンダに歯科医師も同行し、歯磨きの大切さを子どもたちに紙芝居でわかりやすく説明するというプランだ。その後、歯科医師と協力して、歯磨きの歌を使用し、ブラッシング方法を伝えたいとしている。「健康=平和」の考えのもと、アイデアを練った。

歯ブラシは現地にある木から簡単に作れるため継続的に続けることができる。世界中に歯磨きの大切さを伝えれば、平和の第一歩となると考えている。

「健康が平和につながる」

フィリピン・パヤタス地方を訪問し、自分たちの無力感を感じた。「何か行動したい」という思いから、今回の大会に参加したのだという。歯科医師や口腔衛生学の専門家から指摘を受け、考えさせられたことが大変でかつ面白かったと語る。

目標は、ウガンダの人たちに「健康が平和につながる」ということを実感してもらい、歯磨きの習慣が根付くことだ。

現地で実際にプランを実行

同団体は、難民キャンプの子どもたちに授業を行うプランを考える「未来ドラフト2019」(ワールド・ビジョン主催)でグランプリに選ばれた。ワールド・ビジョン・ジャパンの支援を受けて、南スーダン難民支援を行うウガンダのビディビディ難民居住地に自らが赴き、プランを実行する予定だ。