インターハイ陸上男子5000mで優勝したンガンガ・ワウエル

全国高校総体(インターハイ)陸上の男子5000メートル決勝が2019年8月7日に沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、ンガンガ・ワウエル(大阪・興国3年)が13分56秒25。前々回7位、前回6位を経て、悲願の初優勝を飾った。

スタートとともに短距離走者のような速さで飛び出し、日本選手を一気に置き去りにした。1000メートルを2分37秒で通過すると、他の留学生たちも引き離す。「自分は一人でハイペースで行った方が走りやすい」と話し、風の影響で中盤からややペースダウンしたものの、危なげなく逃げ切った。

ンガンガ・ワウエルの話「目標はインターハイチャンピオンだったので、勝ててうれしいです。準決勝では少しお腹が痛くなってしまったけれど、今日は調子が良かった。タイムは風が強かったので、13分50秒くらいを考えていました。次は13分20秒で走れるようになりたいです」

(文・小野哲史、写真・幡原裕治)