インターハイ陸上女子200mで優勝した石堂陽奈

全国高校総体(インターハイ)陸上の女子200メートル決勝が2019年8月7日に沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、石堂陽奈(北海道・立命館慶祥2年)が高校歴代5位の23秒67(追い風1.3メートル)で初優勝。2日前の100メートルで2位と、あと一歩のところで日本一を逃した悔しさを力に変えた。

石堂は、準決勝で最速タイムだった高島咲季(神奈川・相洋3年)をマークしていた。「(400メートルが専門の)高島さんは後半が強い。だから前半でかなり差をつけないと最後に抜かれてしまう」と、スタートから一気に突っ込んだ。「得意のカーブでも差をつけられた」のも大きかった。自己ベスト更新は通過点。目標はあくまでも日本高校記録(23秒45)更新だ。

石堂陽奈の話「自信はありましたが、実際にこうして個人で優勝できてうれしいです。目指していた短距離2冠は100メートルがダメで、(連覇を目指した)四継も準決勝敗退。このままじゃ帰れないという気持ちで臨みました」

(文・小野哲史、写真・幡原裕治)