全国高校総体(インターハイ)陸上の女子砲丸投げ決勝が2019年8月5日に沖縄県沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、秋山愛莉(静岡・城南静岡3年)が5回目に14メートル94をマークし、逆転で初優勝を飾った。

インターハイ陸上女子砲丸投げで優勝した秋山愛莉

勝つために、午前中の予選と午後の決勝で綿密に戦略を立てた。「予選は飛ばし過ぎると、過信して『行けるだろう』と気持ちが出てしまうので抑えめに。でも、暑さもあったので、できるだけ1回で突破する」ことを狙い通りに実行。「すべての力をぶつける感じで挑んだ」という決勝では、1回目の14メートル23から徐々に記録を伸ばし、3回目でそれまでの自己ベスト(14メートル51)を更新。4回目、5回目でさらに記録を伸ばした。

秋山愛莉の話「この1年間は室内砲丸を壁に向かって投げるなど、フォームの修正に取り組んできました。優勝を目指していたので、本当に優勝できて良かったです。1回目でファウルして10位に終わった前回の経験を生かすことができました」

(文・小野哲史、写真・幡原裕治)