世界の高校生が物理の難問を解いて競う第50回国際物理オリンピックがイスラエルで開催され、日本代表として高校生5人が出場。成績上位に贈られる金メダルを1人が、銀メダルを4人が獲得した。文部科学省が7月14日、発表した。
大会は、20歳未満で大学教育などを受けていない生徒が対象で、毎年開催される。参加は各国5人まで。今回は世界78カ国・地域から360人が参加し、理論問題、実験問題に挑んだ。金メダルは例年、参加者の約8%、銀メダルは約17%、銅メダルは約25%に与えられる。
文部科学省に入った連絡によると、日本代表の千葉遼太郎君(筑波大学附属駒場高校3年)が金メダルを獲得した。また、池田紘輝君(大阪府立天王寺高校3年)、笹木宏人君(筑波大学附属駒場高校3年)、末広多聞君(大阪星光学院高校3年)、山田耀君(筑波大学附属駒場高校3年)の4人が銀メダルを獲得した。末広君は昨年の同大会にも代表として出場しており、2年連続の銀メダル。
日本代表が金メダルを獲得するのは5年連続。代表の5人全員がメダルを獲得するのは9年連続だ。