大学入試センター試験の当日、受験会場に向かう途中でトラブルが起きたらどうしよう? 大学入試センターや文部科学省の発表をもとにトラブル対応の一部をまとめた。受験生に配られている「受験上の注意」に詳細がのっているので、よく読んで本番に臨もう。
Q 試験会場に向かう電車が遅れたら?
A 試験当日に雪や事故で交通機関に遅れが出る可能性はある。時間の余裕をもって移動するのが大前提。交通機関に遅延・運休が生じた場合、試験場で試験開始時刻を遅らせる場合がある。まずは受験票に記載されている「問合せ大学」へ電話連絡したうえで、試験会場に向かおう。交通機関の遅れの場合は遅延証明書などをもらっておくこと。
Q 不注意で遅刻してしまったら?
A 試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り、受験が認められる。ただし、リスニングは試験開始時刻までに入室しないと受験を認められない。余裕をもって会場につこう。
Q 受験票や写真票を忘れてしまったら?
A 試験場本部に行き、仮受験票、仮写真票を交付してもらおう。試験場本部の場所は、当日、試験会場で確認できる。ただし、受験者入室終了時刻までに試験場本部に行く時間がない場合は、試験室に行き、監督者に申し出ること。
Q 当日、病気になったら?
A 病気や負傷は、本試験の1週間後に行われる追試験の対象になる。とりわけインフルエンザやノロウイルスなどの感染症にかかっている場合はほかの受験者などにうつす恐れがあるため受験はできない。追試験の受験を申請しよう。なお追試験の申請は受験票に記載されている「問合せ大学」で決められた時間までにする必要がある。また1つの教科・科目でも受験した日は追試験の対象とはならない。「受験上の注意」でよく確認しよう。
Q 家族にもしものことが起きたら?
A 両親または親族などの危篤や死亡、自宅の火災など「やむを得ないこと」も追試験の対象となる。まず「問合せ大学」に電話をしよう。