第30回国際情報オリンピック(IOI2018JAPAN)が9月1日から8日まで茨城県つくば市で開催され、世界87カ国・地域の代表335人がアルゴリズムの考案など数理情報科学の問題解決能力を競った。大会が日本で開催されたのは初めて。日本代表4人は全員がメダルを獲得した。

情報オリンピック日本代表の4人。左から井上航君、清水郁実君、行方光一君、細川寛晃君

情報オリンピック日本委員会などの発表によると日本代表の成績は次の通り。

井上航君(福岡・北九州工業高等専門学校3年) 金メダル

細川寛晃君(兵庫・灘高校3年) 銀メダル

清水郁実君(N高校=広域通信制=3年) 銅メダル

行方光一君(東京・筑波大学附属駒場高校2年) 銅メダル

 

上位約12分の1の選手に贈られる金メダルを井上航君が獲得したのをはじめ、全員がメダルを贈られた。

大会には日本代表とは別に、開催国として大会に特別参加する選手として、4人が臨んだ。成績は次の通りだった。

米田優峻君(東京・筑波大学附属駒場高校1年) 金メダル相当

平木康傑君(兵庫・灘高校1年) 銀メダル相当

米田寛峻君(東京・開成高校1年) 銀メダル相当

岸田陸玖君(京都市立堀川高校3年) 銅メダル相当

国際科学オリンピックは今後も日本開催が続く。2020年に生物学、21年に化学、22年に物理、23年に数学の大会が開かれる予定だ。