全国高校総体(インターハイ)陸上の女子やり投げ決勝が8月6日に三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で行われ、西川明花(大阪・咲くやこの花3年)が50メートル87をマークし、優勝した。12人で争われた決勝は、1投目で自己ベストから約10メートルも下回る記録で9位発進。なんとかトップエイトに残ると、6回目にこの日ただ一人の50メートル超えを見せ、大逆転で高校日本一の座をつかみ取った。
西川明花のコメント「優勝する気満々でしたが、優勝してみると嘘みたいで、気持ちがふわふわしていますが、去年の分まで取り戻せたとは思います。自分は助走がすごく下手なので、落ち着いてしっかり助走すればいけると思って、それを意識して競技しました。予選は結構いい動きができて、このまま行ったら良い感じかなと思ったのですが、なかなかうまくいかなかった。ぎりぎりトップエイトに残ってからは、もう伸び伸びいくしかないなと思い、落ち着いて1本ずつ投げました」(文・小野哲史、写真・幡原裕治)