インターハイ陸上男子3000m障害で2連覇を果たしたフィレモン・キプラガット

全国高校総体(インターハイ)陸上の男子3000メートル障害決勝が8月6日に三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で行われ、1年生だった前回、8分21秒30の大会新記録で圧勝したフィレモン・キプラガット(岡山・倉敷2年)が8分49秒06で2連覇を達成した。

インターハイ陸上男子3000m障害で2連覇を果たしたフィレモン・キプラガット

1000メートルまでは快調なペースを刻んだが、暑さの影響もあってその後の伸びを欠いた。思うようなタイムではなかったことに「良くなかった」と苦笑い。終始、独走状態で、「1人で走ることが難しかった」と振り返る。母国ケニアでの大会でしばらく日本を離れており、戻ったのが大会直前の7月31日。十分な練習を積めていない上に、右脚のすねを痛めてもいたという。しかし、まだ2年生。来年のインターハイでの3連覇と、高校国内国際記録(8分19秒21)の更新を固く誓った。(文・小野哲史、写真・幡原裕治)