待ちに待った夏休み。長期休みの中でも一番長く、勉強に部活、イベントへの参加など、やりたいことがたくさんあるという人は多いだろう。高校生記者に、夏休みを充実させるためにはどうすればよいか聞いた。

部活やり切り満足

──勉強にはどう取り組んだ?

二見梓(3年) 昨年は主に学校の夏期講習をたくさん取って勉強をしていました。また、部活の夏合宿中もみんなでおしゃべりしながらですが、時間をつくり、少し勉強しました。宿題は早いうちに終わらせていたものの、1、2年の時は部活も忙しく、「あの時に単語を完璧にしていたらなぁ……」と結構、後悔しています。

髙橋千佳(3年) 1年生の時は学校の宿題を計画的に終わらせることができたのですが、宿題ばかりに追われて、ほかの勉強があまりできませんでした。2年生の夏は、大会が近かった部活を優先させました。そのため焦ることもありましたが、部活を最後までやりきって良かったと思います。

やると決めたことはやる

──今年の夏は何をする?

矢嶋春花(1年) 部活や委員会はもちろん、シンガポールへ旅行に行って英語を使ってみたり、模擬国連活動をしたり、キャンプリーダーとして子どもたちとキャンプをするイベントに友達と参加したりします。夏しか体験できない夏祭りや、やっぱり外せない勉強会も計画中です。

柴田亮輔(3年) 韓国で開催される高校生のシンポジウムに行ったり、中学生向けのサマースクールに高校生スタッフとして参加したりします。学校で課される卒業論文も頑張ります。

中山恵利(1年) オープンキャンパスに3校ほど行く予定です。普段は時間がなくてできない検定試験の勉強やTOEICの勉強を集中的にやるつもりです。

髙橋 受験生なので、まずは生活習慣を整えることから始め、体調管理をしっかりしたいです。勉強を計画通りに実行できるように「無理な計画を立てない」「やると決めたことはやる」と、自分に言い聞かせ続けようと思います。

生活にメリハリつける

──何を心掛ける?

柴田 やるべきことをきちんとやり、自分がやりたいことをひたすらやる。遊ぶのも大事ですが、それ以上に自分の趣味をとことんやるのが良いと思います。

矢嶋 取りあえず携帯に触る時間を短くする。せっかくの夏休みなので何かを学んだり、友達と過ごしたり、映画などを見て過ごしたりしたいと思っています。

二見 朝晩はある程度、早寝早起きをしてダラダラせず、いつも学校へ行くときと同じような生活を目指したい。3年生は高校最後の夏休み。時間を有効に、休むときと勉強するときのメリハリをつけるのが大切だと思います。

大内尚樹(3年) やりたいこと、やらなければいけないこと、周りから求められていること、それらを自分で管理し把握するために、全て書き出してみた方が充実した夏休みを送れると思います。

大学生からアドバイス

元高校生記者の大学生2人に、夏にした方が良いことや勉強法について聞いた。

 

オープンキャンパスは街歩きも

 大東文化大学国際関係学部
 国際関係学科2年 佐々木千夏

一番の思い出

 オープンキャンパスに行った時は、大学を見るだけではなく、モチベーションを上げるために周辺も散策して楽しみました。観光地以外に1人で行くことはないと思います。いろんな街並みを見て「こんな街に住みたいな」など考えながら大学の周りをぶらぶらするのが、今思えばとてもいい経験だったと思います。

お勧めの勉強法

 ダラダラやるより場所を変えて昼間ぎっちりやって、夜は自宅で復習メーンに軽めにした方が効率がいいと思います。夜にエナジードリンクを飲んで頑張るのはやめましょう。周りに結構いたんですけど、効率が悪いと思います(笑)。

 

ウイークカレンダーを作ろう

 東京農業大学生命科学部
 バイオサイエンス学科1年 前田黎

一番の思い出

 2年生の夏休みに行ったタイの短期留学。英語やタイ語しか通じない環境で、相手に伝わった時のうれしさを実感でき、新たな視点を持てると思いました。

お勧めの勉強法

 勉強する科目や内容を記入するウイークカレンダーを作ること。一見すると、カレンダーを作っている時間が無駄だと思うかもしれないのですが、どの科目に、どの単元に、どのくらいの時間をかけるかを記入することで偏りを減らします。また、そのカレンダーに沿ってできたのか、どのくらい時間をオーバーしたのかなども記入すると、より自分の勉強していることや、次の目標が立てやすくなると思います。