高校生活はあっという間です。後悔なく日々を送るにはどうしたらよいでしょうか。この春卒業した高校生記者の先輩に、後悔していることを聞いてみました。

【1】部活を真剣に選べばよかった

「部活をもっと真剣に選べばよかった」とものすごく後悔しています。私は小4からずっと吹奏楽部でトロンボーンをやってきたので、高校でも続けようと思い、体験入部に行かずに吹奏楽部に入部しました。しかし、それまでと全く違う雰囲気の曲が多かったり、練習がとてもキツかったりして、中学までの吹奏楽部とは全く違いました。最初から「中学は楽しかったから高校も同じ部活で決まり!」と思わず、たくさんの部活に体験に行くことをおすすめします。(りとるしゃけ=3月卒業)

視野が狭いと、選べたはずの選択肢に気づけないかも

【2】視野を広く持つべきだった

1年生のときから自分の興味・関心のアンテナを広く張らなかったことです。2年生の中盤に国際系に興味を持ち、それからイベントに参加したり、自分で調べたりしました。でも、3年生からは模試や学校行事でなかなか活動できませんでした。もっと早くいろいろなことに興味を持っていれば、視野が広がり、自分の進路につながる可能性も多くなったかもと思います。(みとたま=3月卒業)

【3】早く受験を意識すべきだった

「もっと早くから受験を意識しておけばよかった」と後悔しています。特に1年生のうちは受験や将来のことを言われてもピンとこなかったので、模試や先生からの受験の話にうんざりしてばかりでした。でも、受験が目前に迫るとなかなか余裕はありません。早めに努力したり準備したりするに越したことはないと感じました。(りかがの=3月卒業)

受験勉強は早めに意識すべし

【4】もっと「青春」したかった

私が後悔していることは、行事などの「青春をする機会」がなかったことです。一番の原因は新型コロナウイルスの流行ですが、振り返ると自分にも理由があったと思います。例えば、入りたい部活があっても学業との両立が不安で、違う部活に入部したことです。高1に戻ってやり直したいことはたくさんあります。しかし、これらの後悔も含めて、全てが私の高校生活の思い出です。(さやか=3月卒業)

「後悔はない!」と言える高校生活

【5】その都度「最良の決断」をすれば後悔しない

自分の高校生活に後悔はありません。その時その時で、自分にとって最良の決断をすることができたと思います。もちろん大変なこともたくさんありましたが、今振り返ってみると、どれも自分の成長に必要なことだったと感じています。

まだ高校生活が残っている皆さんは、自分自身の心をまず一番に大切にして、ぜひ高校生活を謳歌(おうか)してください。(桜いをり=3月卒業)