高校のテストは、中学までのテストとどう違うのでしょうか。具体的な違いや気を付けるべきポイント、テスト対策のコツを高校生記者たちに聞いてみました。

勉強することが増える

【1】主要教科が増える

中学は基本的に主要5教科+実技。高校は学校によって主要科目が9科目くらいになります。ほぼ倍です。暗記と演習のバランスなど、自分の得手不得手を理解したうえで計画的に勉強するのが大切です。(むく=2年)

科目や課題が増えるので注意

【2】課題の量が膨大に

まず量が違います。課題も出るし科目数も増える。テスト勉強では優先順位をつけるのをおすすめします。「国語はワークと漢字をやっとけば大丈夫」「生物の温暖化の仕組み、もう1回復習しなきゃ」など、自分の得意不得意を考えると教科のバランスもとりやすいです。(みとたま=3月卒業)

【3】テスト範囲が広く応用問題も

1回のテストの範囲が広いです。日頃から勉強するのが大事。課題もかなり増えるので、早めに片付けておきましょう。中学より応用問題も増えます。余力のある人は、問題集の難易度が高い問題を解いてもいいですね。基本の勉強方法は、ヒントがなくても解けるまで反復すること。暗記科目は小さめのノートにまとめて通学中に読めるようにしています。(CHEESE=2年)

コツコツ勉強が必要

【4】テスト2週間前から勉強を

中学では暗記や前日勉強で乗り切れますが、高校ではきちんと2週間前から勉強することが大切だと思います。特に、理科系の科目で苦戦する人が多いです。わからないところは授業で解決しておくべきです。(青=2年)

一夜漬けNG、コツコツ日々の勉強が大事

【5】日々の授業がより大事に

高校では、日頃の授業を集中して受けるのが一番重要です。授業の中で内容を理解しておけば、定期テスト対策も楽になります。普段の授業を常に大切にしつつ、直前の勉強で知識のモレを埋めることや問題演習に時間を割くのがおすすめです。先生の話をしっかり聞いていれば、テスト範囲のどの部分を重点的におさらいすればよいか判断しやすくなります。(桜いをり=3月卒業)

赤点や未提出が留年につながる

【6】赤点回避、提出物を出す

中学では留年などの心配はなく、提出物を出さなくても先生に怒られて終わりでした。高校では赤点になると留年の心配が。提出物もとても評価に響きます。テストでギリギリセーフの点数でも、提出物を出していなければ評価が悪くなります。まず重要なことは赤点を回避し、提出物は全部出すことです。(べいびぃ=3年)

赤点や未提出などは避けて

【7】赤点で留年になるかも

特徴的な違いは生徒泣かせの「赤点」制度。基準の点数は学校によりますが、多くの学校では何度も赤点を取ると留年する可能性が出てきます。同級生が先輩にならないよう、苦手な教科の授業はその日のうちに復習する習慣をつけることがオススメです。(おむすび=2年)